例年なら、早くからごそごそと起きて活動を始めているはずの弟夫婦には何の気配も無く、6時半が過ぎ…集合開会式の7時までに間に合わないペースで私はジャージを着はじめた。窓を開けると家の中で聞くよりは雨音が小さく感じられたが、この冷たい雨の中、3時間近く坂と格闘しなければならないかと思ったら、それは無理だと思った。あの頂上付近の横風に当たったら、体温が急激に下がって…非情なことになるのは目に見えていたし。
大会関係者である友人から中止のメールをもらったので、悩むことは無くなったのだけど、なんとも言えない気分だった。上はメイドさんジャージ、下はGパンに長靴で傘をさして、友人たちと一緒にセンサーを返しに行った。どうも、7時の集合時間には、会場は参加者で一杯で、このジャージを着た人も見かけたとのこと。自分の気合いの無さが情けない。
そしてお楽しみ抽選会も中止。前の市長のときは体育館もかりてたけれど、今はダメらしい。来年の抽選は賞品が倍ですから是非また来て下さいとのこと。
そうですね、絶対来ますよ!
「冷て~!!つめてェ~!」と叫びながらびしょぬれのジャージで走ってくる人数名。どこまで走ったんだろう。
電信柱にくくりつけられたお布団(クッション)、なかなか乾かないだろうから片付けが大変そう。このまま来年までほっておくとか?(苦笑)
出番のなかった自転車を屋根につんだ自動車たちが、どんどん帰っていくのを見るのが一番寂しかった。
家に帰ると弟夫婦が起きてきていた。3人でテーブルを囲んで座ると、弟がぽつり「今年も終わったな…」そのひとことがシ~ンと響いて3人とも一瞬黙り込んだ。大晦日に聞いた来年の抱負というのが美ヶ原のことで、そこまで気合が入っているんだとびっくりさせられたものだ。今年の大晦日も、来年の抱負は美ヶ原のタイムなのだろうか。。。。
弟は1年に1度しか乗らない自転車をまた倉庫にしまいに行った。今日乗らなかったら、2年越しになってしまうってこと?もったいない。信じられん(^^;)
そのうち、母から、美ヶ原まで車でツツジを見にいくけど行ってみるか?と連絡が入った。知人が乗せていってくれるらしい。「行く、行く!」と言って出かけた。
雨の中、自転車で上る人、下りて来る人がぽつぽつといた。厳重装備の人もいればジャージにレインジャケットの人もいる。リカンベントもいた。下りはかなりキツイと思う。でも走らなきゃ各自の中でのツール・ド・美ヶ原は終わってはいないのだろう。
山の途中から霧が出てきていた。山頂付近は風雨。カメラマン達が3人、レンズをふきふきまだ道に残っていた。

レンゲツツジは最高に美しかった。「女王様の庭園」と言う感じだった。
冷やしトマトはどうなったんだろう。「まだ引き上げていないからゴールにあるはずだよ。多分旅館で使うことになるだろう」頭の中で、いろんなトマト料理を想像してみた。(爆)
そのまま武石峠を山の反対側へ下り和田峠を通って…私は後部座席で睡魔に襲われて、気が付いたら諏訪湖のほとりの鰻や「うな藤」に来ていた。今話題のウナギ。。。(^^;)どこ産かわからないけどとっても肉厚で美味だった。
諏訪大社…いつもはいかない春宮、秋宮によって、「万治(ばんじ)の石仏」なるものを初めて見た。首が伸びる…とTVで放送されたらしい。その謎解きは母が自説を語ってくれた。多分それで合っているのではと思う。(笑)
携帯で写真をとろうとするとこんな色に!
(@@)
どうしてなるのかな。
横から見るとこんな感じ。これがホントの色。
田んぼの中に出てきた石に石工はノミを入れたところ血が出てきたそうで…この石仏は頭をころんとつけた感じで身体は岩のそのままの形を生かしているみたいです。
雨が降ったりやんだり日がさしたり。午後からの競技だったら出来たのにと皆が思っているはず。
それにしても眠くて眠くてしかたない。4時過ぎに家に戻って、でも寝るタイミングをはずしてしまった。ずっとジャージを着たまま過ごしていたのだが夕暮れ時に走りたくなり、レーパンに穿き替えてライトも付けて自転車に…外に出たらまた雨が降り出していたが、たいしたことないと思って激坂へ。。。。
だんだんと雨が強まってきた。(泣)雨水が小川になって坂を下ってくる。上ハンからブラケットへ持ち替えようとしたら前輪が浮いた(汗) また途中で引き腕にしてパワーを上げようかとしたらまた浮いた。こりゃキケンだわ。アイウェアは曇ってしまって良く見えないし。やっぱり上りきる前に脚を着いてしまった。
今年の実力はこんなものなのだ…と観念してそこから下って来た。にょきにょきを濡らしてしまったな~。
記念品を撮影したので載せます。
缶のトマトジュース、冷やしトマトを食べられなかった予告のような気がする。(苦笑)Tシャツとかスポーツタオルとか、なかなか良いです。胸に「Gekisaka」って書いてあるのがいいね。
あと、しおりが入っていて、地元の小学6年生から「坂道などは、つらくて、苦しいだろうけど、ツールド美ヶ原高原自転車レースのコースを頑張って、完走してください。応援しています。」と直筆で書かれていた。東京に戻ってかた見つけたんだけどね(^^;)ジーンとしました。
話しを戻して。雨でレースが流れた翌日は晴れ!!!
雨雲がちぎれてぼよよ~んと浮いてますが青空です。
自走で駅までいくつもりが、輪行体制にして駅まで弟が送ってくれることになり、ばらす前ににょきにょきを見たところ、せっかく来たのにあんまり走ってないじゃん、と訴えているようなので、30分だけ走ってくると言って家を出た。
どこに行こうか…と思ったけど、自然と激坂へ向かっていた。(好きだねえ…笑)
かる~く、ゆっくり上ろうとしてみたが、そんなに楽に走れるわけがないよね、名物の激坂なんだから(爆) こらえて、こらえて、こらえて…こらえまくっていつもの脚着き場を越えた、こらえてこらえてどこまで行けるか…。そして激坂を上りきって、すぐその上のきつい上りカーブを二つ越えた。心拍は173越えてたかな。のどがカラカラだったが水も持ってこなかったし、時間も押していたのでそこからゆっくりゆっくり下って帰宅。
上れた~~!弟が「おめでとう」と言ってくれた。一度上れれば、大丈夫だと。
来年への希望の種がやっと地面に落ちた、そんな感じ。芽をだして来年には花がさきますように。
松本からの帰路はまた電車を乗り継いだが、特急では熟睡。眠くてしかたない2日間。走っていないのに。今までの気が抜けたのかな。またこれからがんばろうっと。(^^)
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